フランス映画祭横浜2003記者会見

フランス映画祭横浜2003の開催にあたり、開催初日の18日にフランス大使公邸にて横浜受入委員会会長斉藤龍氏、駐日フランス大使ベルナール・ド・モン フェラン氏、ユニフランス・フィルム・インターナショナル会長マルガレート・メネゴーズ、団長のヴァンサン・ペレーズを迎えて記者会見が行われた。

マスコミ陣の注目といえば、団長のヴァンサン・ペレーズだ。本年度のカンヌ映画祭ではペネロペ・クルスと共演した『ファンファン・ラ・チューリップ』が オープニング上映され、国際的スターとして着実に実績を積む彼だが、「故トスカン氏に団長を依頼されたときは自分としてもびっくりしました。なぜ自分が日 本を愛しているのを知っているのだろう?と思ったほどです。自分としては、団長としての来日よりも新作を抱えた監督としての来日という実感の方が大きくあ ります。」と謙虚な姿勢をみせた。さらに「映画のプロモーションではいろんな国を巡りますが、日本の記者は非常にプロ意識も高く、毎回インタビューの度に よく勉強していることに感心します。日本の記者は世界でもトップレベルです。」と来たら、会場に居合わせたマスコミ陣もニッコリ。

日本や横浜の印象については「横浜はモダンで近代的。ニューヨークのような印象もあります。アーティストとして非常に刺激を受けるところです。また、食べ物に関して言えば私は和食が大好きで、週に1回和食を食べないといられないほどなのです!」と日本食を愛する様子だ。

映画の方も日本人監督の影響を受けているようで「黒沢監督の『よいどれ天使』は監督として影響を受けています。また溝口監督の愛、運命、死に対する感覚、 美的センスの捉え方には監督として魅力を感じています。」。また、「『ファンファン・ラ・チューリップ』ではフェンシングを実際に演じたことで日本の剣道 に興味を持ち始めています。作家では遠藤周作がとても好きです。」と親日派ぶりをアピールした。

本年度の映画祭は、ユニフランスでは、今年2月に急逝したトスカン会長から新会長を迎えてから第1回目の映画祭となる。新会長マルガレート・メネゴーズ氏は前会長の意志が受け継ぐ意志をはっきりとコメントした。

最後に、日本でのフランス映画の普及に多大なる貢献を寄せる配給会社に、敬意を表した「フランス映画トロフィー」のノミネート作品の発表には審査員おすぎ が登場。「アメリカナイズされたフランス映画は好ましくないけれど、フランソワ・オゾン監督の活躍も最近目立って・・・」とおすぎらしいコメントを残し た。

年々横浜のイベントとして定着してきたが、昨年2002年度の来場者は2万人以上だったとか。本年度も土日作品の完売も目立ち、大いに盛り上がりを見せるに違いない。

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